アーティクル
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3月11日一泊研修 アルバム

1日目の感想

3/11に開催された研修1日目は奇しくも東日本大震災から丸5年を迎えた日であり、1分間の黙祷が捧げられた。第1講座は、元ア学院講師の三浦信行氏。演題は「日本を取り巻く内外政治情勢の分析」三浦氏は宮城県『みやぎ絆大使』を務められており、講義に先がけ現在の現地の状況を熱く語られました。5年経った今でも、仮設住宅での生活のままの人がいて、狭く不快な生活により心も体も限界にきているそうです。復興への関心をもっともっと寄せていくことが大切だと改めて感じました。三浦氏の講座で一番伝えたかったことは北方領土問題。「正しい歴史認識を持つことが必要」ということです。日本のものだと言い続けることが大事だということを強調されていました。
第2講座は、エコノミストの宿輪純一氏。演題は「楽しい経済・金融・相場の考え方」テンポよく、笑いありの楽しい講座でした。現在の経済・金融を考えるポイントとして6つ挙げられていました。1.中国 2.原油 3.新興国 4.米国 5.欧州 6.日本 約30ページに及ぶボリュームあるレジュメを、軽快なテンポで解説され、幅広いテーマにも拘らずアッという間に感じられ、とてもわかりやすかったです。刻々と変化する金融経済情勢の理解を深めるために、大変有意義な時間でした。

42期 佐藤 武秀

2日目

第3講座は映画評論家としての宿輪純一氏による「楽しいシネマ経済学-名作映画編」でした。
ローマの休日、ティファニーで朝食を、007、男はつらいよ、風と共に去りぬをラインナップされて、経済と映画との関わり合いのお話しをいただきました。映画の1シーンでその人の人生を変えた「ローマの休日」など、それぞれの名作映画はヨーロッパの経済・歴史をも変える要素があります。特に「風と共に去りぬ」に強い印象を受けました。上映されたのが1942年、まさに第二次世界大戦の最中でした。日本を降伏させるための映画で、当時では珍しいカラー映像でした。今までは良い映画だから漠然と鑑賞していましたが、先生のお話をお聞きして心構えを新たにしました。
第4講座は慶応義塾大学名誉教授 岸 由二氏による「小網代・鶴見川・流域思考」でした。年々気象が大きく変わり、地球温暖化に伴う水害・土砂災害が頻繁に起こっていることから流域思考の重要性について、お話をいただきました。記憶に新しい鬼怒川決壊による大災害などは流域の知識を得ることで適切な対処が出来るようになります。また具体的に保全され、再生されてゆく自然保護地の紹介、鶴見川流域のプラン小網代・多摩三浦丘陵の活動実績と現在を紹介いただきました。日々の保全活動のご苦労があるからこそ、流域思考の考え方が重要だと感じました。

38期 遠田 績

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